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概要

14hint

28 ふじのくに なでしこ企業100 宣言事業 従業員は全員、正社員。そのうち半数が女性。管理職の女性の割合は33%。 どのように女性の活躍を進めたのか、袋井市の丸尾興商株式会社を訪ねた。豊田浩子専務取締役は「適材適所に人材を配置し、全員が戦力となった結果」と気負いなく話す。 同社は管工機材、機械工具、住宅設備機器などを扱う卸売商社。取引先は数千社、扱う商品は10万点以上と業務内容は幅広い。正社員としての雇用で責任を持たせ、じっくりと社員教育を行うのはここに理由がある。 通常、社員は2名から5名程度でチームを組み、営業、配送、事務などを分担する。このうち、女性は営業事務を担当するが、補助的な役割ではない。見積書を作り、発注や仕入れ、顧客への対応から経理までをこなす。価格決定の判断に関わる場面もあり、各人の仕事に対する厳しさと自主性が求められている。一方、「常に全員体制」が社の方針でもある。人事異動で複数の部署を経験し、1人がいくつもの業務に対応できるため、誰かが休むことになっても、他のメンバーがフォローできる。 「責任ある仕事を任されていますし、まだまだ勉強です」と話すのは、本社水道事業部の小林宏枝さん。育休を2回取得、半年間の時短勤務の後、今はフルタイムで働いている。豊富な商品知識で上司からも頼られる存在だが、もう仕事をやめよう、と考えたことが何度もあるそうだ。子どもが度々体調を崩し、仕事を休んだり早く帰ったりしなければならないのが辛かった。「申し訳ない気持ちでいっぱい 自らも2人の子どもを育ててきた豊田専務は、そんな女性社員を励まし続けてきた。「本当に大変なのはほんの短い間。お互いさま、という気持ちでカバーしあう風土があるのだから、長い目で見て働き方を考えてほしい」。時間休をとって子どもの学校行事に参加する男性社員もいる。介護のために時間を使う社員もいる。お互いを理解し、協力しあって作る「働きやすい職場」に男女差はない。 再度、小林さんに聞いてみた。仕事と育児の両立に悩む後輩から相談されたら?「一緒に頑張ろう、と言います」。はっきりと答えが返ってきた。「自分が助けてもらった分、恩返しをしたいと思っています」。『なでしこ通信』宣言企業インタビュー「全員が戦力」を「お互いさま」で支える会社概要丸尾興商株式会社■代表者:代表取締役社長 丸尾 高史■所在地:袋井市川井981■設立:1951年1月■社員数:232名(うち女性115名)■事業内容:管工機材、機械工具、    住設機器等の卸販売及び施工■HP:http://www.maruo.ne.jpヒント11豊田浩子専務(左)と小林宏枝さんでした。自分ができない分は他の人の負担になるから」。上司をはじめ、周囲はみな理解を示してくれた。だからこそ余計、「甘えすぎてはいないか」と悩んでしまう。 それぞれの事情を理解しようとする意識とフォローしあえる体制。ソフトとハード、両面からの支援が社員の前向きな一歩を後押ししている。  P:事務員の自治力の高さが会社を支える創業当初から女性比率が高く、営業事務や受発注業務を担当してきた女性社員。扱う商品アイテム10万点以上、取引先は数千社ともなると、ワークシェアリングが難しいと捉えてしまいがちだが、ジョブローテーションでいくつもの業務に対応できる体制づくりを年数かけて形にしてきた。事務職が基幹業務であることを社内に浸透させ、女性社員の自治力を高めてきた推進役の丸尾専務の存在が大きい。コこの企業がいすご!コ