ブックタイトル14hint

ページ
24/36

このページは 14hint の電子ブックに掲載されている24ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

14hint

宣言企業インタビュー『なでしこ通信』24 ふじのくに なでしこ企業100 宣言事業 「皆の行動力が素晴らしい」と社長が微笑めば、「思ったことを自由にさせてもらえるから」と社員が応える。店内にあふれる活気は、社員の「やる気」の表れだ。 牧之原市などに3店舗を展開し、ギフト販売などを手がけるイトウシャディ。経営陣を除く社員全員が女性で、地域密着の接客に定評がある。しかし、ネットストアやコンビニの参入など競争が激化する中で、生き残るには新たな展開が必要と感じた伊藤義康社長は、3年前に外部から経営スタッフを迎え、改革に乗り出した。 まず取り組んだのは「休みを増やす」こと。これまでは休業日は年3日だったが、原則、毎週水曜日を定休日とした。(繁忙期除く/月1回研修日)全員が一斉に休める日を増やしたのだ。「以前は休みでも店から電話があったりして、いつも仕事に追われていた」と話すのは、度会洋子スーパーバイザー。完全休業日ができたおかげでオンとオフのメリハリがついた上、同僚と「一緒に」余暇を楽しむ時間ができた。          社員同士のコミュニケーションは以前に増して円滑になり、気持ちの余裕が予想以上の効果をもたらしたそうだ。ディスプレイを工夫してみよう、ギフトの組み合わせをお客様にあわせて変えてみよう、と社員発の提案は目に見えて増えた。 自発的な動きはオリジナル商品の開発にも見られる。コンテスト受賞店のソーセージや特産のお茶を使ったスイーツなど、社員が「足で稼いで」見つけた地元の産直ギフトは好評を博した。自分ならこれが欲しい、という女性ならではの視点が客の立場に立った新しい商品を生んでいる。「常にアンテナを張っていますし、どんどん直接交渉します」と話す度会さん。仕事に「追われる」と感じていた以前との一番の違いは「自分で動くことの楽しさ」だという。この他、全員参加の研修会は、会社の方向性を確認し、商品情報を共有する機会として活かされた。3店舗が個別にしていた仕入れ、在庫管理をスーパーバイザーが統括し、無駄を省くようになった。売り場の動きに即した素早い対応も可能だ。 結果、営業日が減ったにも関わらず、昨期の売上高は前期比102%。賞与もアップし、この2年間離職者もいない。 伊藤社長は「社員のやる気スイッチを押すのが社長の仕事」と話す。営業日を減らすという異例の改革は、結果的に社員の意欲向上をもたらした。イトウシャディの業績アップは、社員のモチベーションを上げる環境作りの重要性を改めて教えてくれる。『なでしこ通信』宣言企業インタビュー「休業日」が生んだ!? 業績アップ社員を信じて「任せる」勇気会社概要イトウシャディ吉田店のスタッフと伊藤社長売上減を懸念した社員から反対の声もあがったという休日増加。目先の利益追求に捉われずに社員の育成にシフトしようと、伊藤社長が恐れずに決断できたのは、外部から入った経営スタッフの助言だけではない。それ以上に、社員を信じる力と任せる勇気が凄い。その結果、見事に自発性を促し、社員全員の意識を経営的な発想に引き上げている。イトウシャディ株式会社コこの企業がいすご!ココがいすご!コ■代表者:代表取締役 伊藤 義康■所在地:牧之原市波津828-1■設立:1981年2月■社員数:20名(うち女性19名)■事業内容:ギフトショップ■HP:http://www.gift-ito.jpヒント7