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概要

14hint

ふじのくに なでしこ企業100 宣言事業11クローズアップ 企業の成長を握るのは 三輪 みんなの要望を聞いて進化させていって…完成までに1年くらいかかりましたね。本橋 持ち手なんて、何度も変えたんですよ。最初はただ普通のテープがついていただけだった。桃ちゃん、なんで変えたんだっけ?三輪 最初の持ち手は、なんか可愛くなかったから(笑)。 一般的というか、よく見かけるものだったんです。でも、それは本体にうまく合わなくて。1本のテープを使うのではなく、編み込んだテープを使うようにしたらいいかな、とか、色々工夫しました。本橋 (三輪さんが改良したものを見て)持ち手と本体の組み合わせの発想がいいな、と思ったんですよ。そこで初めて「売れる」と思った。三輪 みんなの理想を集めてみよう、と思って、段々と作り上げていった感じだったんです。私はただ、欲しいものを作っていただけなので、商品化するとは思わなくて。びっくりしました。本橋 でも、すぐに商品にしたわけではないです。初代の試作品を、僕、1年半くらいずっと使っているんですよ。取引先とか周囲の意見も聞きたかったから、どこに行くにも持って行きました。だから結構シワシワになっちゃっていると思うんだけど。それで反応が良かったので、商品化に踏み切りました。三輪 とんとん拍子?本橋 いやいや、実は苦労してたんだよ(笑)。現場には、納期に追われる既存の仕事(主にテープの裁断作業)があるので、最初は「なんで今ある仕事をやらずに、そういうものを作るの?」という雰囲気を感じました。なかなか全員にトートバッグ商品化の必要性を浸透させるのは難しかったです。だから、通常の業務はおろそかにしないよう、三輪さんに伝えました。三輪 もちろん、勤務時間中は現場に集中していました。バッグの試作は大体昼休みとか、帰りに進めましたね。仕事以外の時間を使うことになったけれど、楽しかったから苦にはならなかったです。自分が思うものができていくから作るのは楽しいですし、今もまだまだ作りたいものがあります。本橋 「新しい仕事に対する価値観を高めること」と「売上げを出すこと」に努めました。新しい価値観としては、バッグを新聞や雑誌といったメディアに取り上げてもらい、注目される新商品、良い商品なんだという意識を社内で持ってもらうようにしました。その後、反応が変わってきましたが、自己満足で終わらせないためには実績を残さないといけない。売上もしっかりと意識しました。結局、理解してもらうのに3年くらいかかったかな。なんとか結果を出して、今は(開発部門だけでなく)周りも理解してくれています。会社全体で新しい方向に向かっていて、前向きに頑張っています。社内での理解はどのように得られたのですか?トートバッグはどのように作っていったのですか?商品化は順調に進みましたか?対 談本橋 真也 社長2014年、3代目社長に就任。趣味は綱引き・ヨット三輪 桃子 さん商品開発課。入社7年目。ものづくりへの熱意を買われ、アルバイトから正社員に