ブックタイトル14hint

ページ
10/36

このページは 14hint の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

14hint

160 ふじのくに なでしこ企業100 宣言事業 本橋テープの「テープ」は、幅が13cmより狭い、細幅織物のことである。身近なもので言えば、バッグやカメラの肩掛けベルト、シートベルトやヘルメットの紐、ストラップなどにも使われている。 同社は短い納期への対応・高品質・少ロット生産を強みとし、国内生産のカバン用肩掛けベルトにおいて圧倒的なシェアを誇る。しかし、近年、海外との価格競争や後継者不足などにより国内のものづくり市場は縮小。同社のある吉田町周辺にも30年前には200軒近くのテープメーカーがあったが、今では10分の1以下になってしまった。製品の付加価値を上げ、完成品を自分たち自身で提案できないか。材料メーカーにとどまらず、「本橋テープ」として消費者に商品を届けようと、15年前から自社のホームページを作るなどして新しいマーケットの開拓に取り組み始めた。 「拵」トートバッグは、自社製品のテープを手編みで作ったバッグである。専用のホームページを作成するほどまでになった、ヒット商品だ。 このトートバッグは、製造部加工課の社員、三輪桃子さんと武田真美さんが中心となって作ったもの。加工現場で廃棄されるテープに着目した。「テープが無駄になったらもったいない。これを何かに利用できないか」と考えたと言う。「こんな感じのバッグが欲しい」と自分たちの理想を追い求め、試行錯誤しながら作っていった。最終的な完成形になるまで、1年ほどかかったそうだ。 女性ならではの視点から始まったオリジナルのバッグは、本橋社長の目に留まり商品化に至った。本体、持ち手ともに全て手編みで作られ、テープの強度が高いため、重いものが入れられる。また、全体に乾きやすい素材で作られているので丸洗いが可能。そして、国内最大の在庫種類を持つという同社の強みは多彩な色づかいにもいかされた。ホームページ上に提案されている商品数は50種類以上。加えて、自分好みの色を組み合わせたオーダーメイドもできる。 このバッグのヒットで同社には「MOTOHASHI」という自社ブランドができた。現在では静岡県外にも取扱店があり、台湾など海外からの旅行客にもお土産として好評である。クローズアップ 企業の成長を握るのは「あったらいいな」を商品化女性発想のものづくり本橋テープ 株式会社代表者:代表取締役社長 本橋 真也所在地:榛原郡吉田町住吉3216-5設  立:1986年5月1日社員数:37人(うち女性26人)事業内容:細幅織物の製造     及び資材全般の加工、販売●パートからの正社員登用実績あり●定年退職者の職場復帰実績あり●パート社員の半日単位有給休暇取得可能●女性社員比率50%以上女性活躍推進のための取組みものづくりの今拵【こしらえ】トートバッグヒント2クローズアップ企業の成長を握るのは製造販売業